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不正行為公表:5都県で7人不正、全科目受験無効処分

2016/01/17

大学入試センターは全日程終了後、、カンニングペーパー使用など不正行為が2日間に青森、東京、静岡、栃木、滋賀の5都県の会場で計7件あり、関わった受験生男女7人を全科目受験無効処分としたと発表した。産経新聞(1/17)によれば、不正行為の発表は今回が初めて。同センターによると、不正行為の内訳は、カンニングペーパー使用2件、定規使用2件、試験時間中の問題冊子室外持ち出し1件、スマートフォン使用1件、試験終了後の消しゴム使用1件――の計7件。

問題冊子を持ち出した受験生は16日、都内の会場で外国語筆記の試験中に無断で退出し、トイレに入った。所持品を確認したところ、かばんに問題冊子が入っていたという。ただ、通信機器を所持しておらず、同センターは試験問題の漏洩はないと判断した。静岡県では同日、試験中にスマートフォンを操作している受験生が確認された。通信機器を手で持つなどの行為は禁止されており、ここ10年間でスマートフォンを含めた携帯電話の使用による不正は初めてという。同センターは「学生のことでもあり、過剰な懲罰になってはいけない」として、不正行為の詳細な説明を控えている。

 

 

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