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日本体育大:2016年パイロットを養成へ、米訓練機関と提携

2016/03/22

日本体育大が2016年度から航空機パイロットの養成に乗り出すことが分かった、と産経新聞(3/22)が報じた。同情報によれば、近く東京都内で、学生らが留学する米国の専門訓練機関と提携協定を結ぶ。格安航空会社(LCC)の急増やパイロットの大量退職でパイロット不足が問題になりつつある中、日本体育大の取り組みは養成過程を多様化する例として注目される。同大は、学内や付属高校などから一定の英語力や身体能力を持つ18歳以上の学生、生徒を募集し、航空力学などの基礎的な講義を実施する。その上で選ばれた学生らは、訓練機関で13か月程度かけて専門教育や実技訓練を受ける。

費用は保険料や寮費など含め85000ドル(約950万円)。同大は、4月に留学する学生1人を内定しており、今秋以降も随時留学させたいとしている。日本でパイロットを目指すコースとしては、航空会社の自社養成や独立行政法人航空大学校のほか、専門学科を設ける東海大や法政大など一部の私立大にとどまる。日体大のように学科を置かない例は珍しい。

 

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