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神戸山手短期大:募集停止へ、定員割れ続き2019年度廃止予定

2016/06/18

 神戸山手短期大(神戸市中央区)が2018年度から新入生の募集を停止することが617日、学校法人神戸山手学園への取材で分かった、と神戸新聞(6/18)が報じた。同紙によれば、学生数が減り、定員割れにより財政が悪化していることなどが理由で、19年度に廃止予定。同短大は今年4月、従来の2学科を廃止し、現代生活学科を新設したばかりだった。同学園が運営する神戸山手大、神戸山手女子中学、高校は従来通り存続する。神戸山手大は昨年、経営悪化で閉校した神戸夙川学院大(同市中央区)の学生を受け入れた。

 同短大は1950年に全国で最初に開学した短大149校のうちの1校。兵庫県庁の北側に位置し、就職にも強い名門短大として知られ、1999年度には学生数がピークの1847人に達した。だが、その後、右肩下がりで減少。2004年度には女子校から共学校に転換したが歯止めはかからず、2016年度の学生数は172人。学科や定員を減らして対応しているが、定員割れが続いている。

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