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静岡大:超小型人工衛星、宇宙へ2機目 2018年度中に打ち上げ

2017/04/24

 静岡大工学部が開発を進める2機目の超小型人工衛星「AO―stars」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2018年度中に打ち上げる予定のH2Aロケットで、相乗り選定を受けたことが4月23日までに分かった。これを報じた静岡新聞(4/24)によれば、同学部の能見公博教授が人工衛星開発に関する同教授のホームページで報告した。超小型人工衛星は1辺が10センチの立方体。望遠鏡やアマチュア無線などを搭載する。星空を撮影し、画像を地上に送信する。

 JAXAは、衛星の運用実現性や宇宙開発利用の発展性などを考慮し、同ロケットの相乗り衛星について審査していた。静岡大のほか、東北大や九州工業大など4大学の超小型人工衛星が選ばれた。静岡大工学部の初の超小型人工衛星「はごろも」は、JAXAと三菱重工業が打ち上げたH2Bロケットの無人補給機「こうのとり」6号機に相乗りし、2016年12月から宇宙空間で運用している。

 

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